【計算ツール付】特許を取るにはいくらかかる?自分で計算できる費用シミュレーター

「これは画期的なアイデアだ!特許を取ろう!」 そう思い立ったとき、一番最初に気になるのは「お金」のことですよね。

「特許はお金がかかる」というイメージを持っている方は多いですが、具体的に「何に」「いくら」かかるのかを正確に知っている方は意外と少ないものです。

実は、特許の費用は「あなたのアイデアの数(請求項の数)」によって大きく変わります。

今回は、特許庁に支払う必要最低限の費用(印紙代)が1分でわかる「特許費用シミュレーター」を作ってみました。まずは、あなたのアイデアでいくらかかるのか計算してみましょう!


💰 スライダーを動かすだけ!特許庁費用シミュレーター

以下のツールのスライダーを動かして、「アイデア(請求項)の数」を選んでみてください。下の金額がリアルタイムで変動します!

(※請求項とは、「この部分を権利として守ってほしい!」というポイントの数のことです。一般的な特許では5〜10個程度になることが多いです。)

💰 特許庁費用(印紙代)シミュレーター

出願から特許権取得(1〜3年分)までにかかる最低限の「役所への支払い」を計算します。

※請求項の数が増えるほど、特許庁への手数料が高くなります。(平均は5〜10個程度)

📊 費用の内訳(目安)

① 出願料 ¥14,000
② 審査請求料 特許庁に審査してもらうための費用
¥158,000
③ 特許料(1〜3年分) 審査通過後に権利を維持する費用
¥17,400
特許庁費用の合計(最低限)
¥189,400
  • このシミュレーターは、オンライン出願を前提とした特許庁への「印紙代のみ」の概算です(2024年時点の料金体系に基づく)。
  • 弁理士(特許事務所)に依頼する場合は、別途数十万円の代理人手数料がかかります。
  • 中小企業やスタートアップ、個人発明家の場合は、条件を満たせば審査請求料や特許料が1/2〜1/3になる減免制度が利用できる場合があります。

「意外と高いな…」と思った方も、「思ったより安いかも?」と思った方もいるかもしれませんね。

なぜこの金額になるの?費用の内訳を解説

シミュレーターの結果を見ていただくとわかる通り、特許庁に支払うお金は大きく3つのタイミングで発生します。

① 出願料(一律 14,000円)

まず、特許庁に「こんな発明をしました」と書類を提出(出願)する際にかかる費用です。これは請求項の数に関わらず一律です。

② 審査請求料(約13.8万円 + 請求項数×4,000円)

実は、出願しただけでは特許庁は中身を審査してくれません。「審査してください」とお願いする(審査請求)ために支払うのがこの費用です。ここが一番大きな出費になります。

③ 特許料 1〜3年分(約4,300円 + 請求項数×300円)×3年

無事に審査を通過し、「特許権を与えますよ」となった時に支払う登録料です。最初は1〜3年分をまとめて支払うルールになっています。(4年目以降は、維持するために毎年更新料を支払う必要があります)

⚠️ 要注意!シミュレーターの金額は「役所に払うお金」だけ

ここで1つ、非常に重要な注意点があります。 今回のシミュレーターで計算した金額は、あくまで「特許庁に納める印紙代」です。

もし、特許の専門家である弁理士(特許事務所)に依頼する場合は、これに加えて「代理人手数料」がかかります。

複雑な技術であればあるほど費用は上がりますが、出願から登録までに弁理士費用として別途30万円〜60万円程度かかるのが一般的です。つまり、印紙代と合わせると、特許を1件取るのにトータルで50万円〜80万円程度の投資が必要になると考えておきましょう。

費用を安く抑えるコツはある?

「そんなにかかるなら無理かも…」と諦めるのはまだ早いです! 一定の条件を満たす中小企業やスタートアップ、個人発明家の場合、特許庁の「減免制度」を利用できる可能性があります。

条件をクリアすれば、最も高額な「審査請求料」や「特許料」が1/2、あるいは1/3に割引されます。シミュレーターの金額から大幅に安くなるので、出願前にご自身が対象になるか特許庁のホームページで確認してみることを強くおすすめします。

まとめ:特許は「ビジネスの投資」として考えよう

特許を取得するには、それなりにまとまったお金が必要です。 だからこそ、「とにかく特許が欲しい!」と焦るのではなく、「この特許を取ることで、かかった費用以上にビジネスで利益を出せるか?」という投資の視点を持つことが大切です。

シミュレーターで費用の目安をつかんだら、ぜひ「その特許が本当にあなたのビジネスを守り、育ててくれるか」をじっくり検討してみてくださいね!

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